忍者ブログ
Kuulkaas ääntäni.    -    Minun virallinen blogi.
開設日 2004/11/25
2024/04/26 (Fri)
「[PR]」
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011/01/02 (Sun)
「あけましてまったくおめでたいやつらだ」
あ! け! お! め! こ! と! よ! ろ!
着実にブログの更新頻度は下がっているがそんなこと誰も気にしない。

あけおめ企画とか、去年はこんなものを作ってましたが、
今年は何もしてない、っていうか出来ませんでしたね。

まあ、その代わりと言っては難ですが、大晦日から元日にかけて
前回の川越に引き続きまた歩いてどこぞの遠いところまで旅をしてきましたよ。

今回の行き先は神奈川県南足柄市にある大雄山。
距離は川越とほぼ同じ61kmちょっとですね。
メンバーは私、シバケン、友人I(または缶珈琲)の3人。
大晦日の午前10時に歩き始めました。

拍手


ちなみにルートはこんな感じで行った。(GoogleMapに飛びます)
実際は開始地点は横浜駅じゃなくて私の家でしたが。

二俣川まで行く間に思ったのは、横浜坂多すぎる!
序盤も序盤なのに脚の力を着実に減らしてくれたわけですね。

で、ちょっとミスをしたのが、何処まで行けば何km地点で、
何処まで行くと何市に入るのかを調べてこなかった。

「横浜市はいつ出るの?」←誰も知らない
「横浜市の次は何市?」←誰も知らない
「今何km歩いたの?」←歩いた時間を元に換算するも適当

実際は境川を渡ったときに横浜市から大和市に入ったのですが、
あんまり調べなかったせいで「気付いたら大和市だった」状態に。

次歩くときは気をつけよう。次があるかは知らんが。

今回歩いたルートは綾瀬市を半ば無理矢理通した。
鉄道駅のない綾瀬市の風景をじっくり見る機会なんて皆無だからね。
実際通ったときは「田舎だ! わあ! 田舎だ!」みたいな感じだった。
後々伊勢原とか秦野とか通るときには、もう綾瀬は都会と言うイメージになるが。

途中曲がるポイントの目印としてた食堂の看板が、
食堂が潰れたのか無くなっていてちょっと道に迷いかけた。
この辺から段々歩くのが辛く思えてきた。

で、二俣川駅以来の駅、相模線の門沢橋駅。「これが駅か!」って言う感じ。
だいたいこの辺りで全行程の半分くらい。


相模線を跨ぐ橋の上で2010年最後の夕暮れを見ました。

相模川を渡ると神奈川県の西部に入ったと言う実感が湧いた。
厚木市を抜け伊勢原市に入ると更にそんな実感が湧いた。

伊勢原市に入って、マックで休憩。
ここまで一度も休まず歩き続けた。ていうか、さすがに休憩しないとヤバい。

と、ここのマックでシバケンさん紅白歌合戦を見るために離脱。

暫く歩くと国道246号線に入る。地図見れば分かるけど16.5kmの道なり。
こういう歩く旅って見知らぬ土地の直線ルートが一番つらい。
カクカク小刻みに曲がるルートは「進んでいる実感」が湧くけど、
直線は何処まで行けば次のポイントが訪れるのか分からない。

川越の時も13km道なりのルートを歩いたけど、本気で精神が折れそうになった。
だから今回は「距離のことは考えず、話しながらひたすら歩こう」と。

幸いだったのが、「○○ Xkm」とかいう案内標識が無かった。
ただ「↑ 秦野」としか書いてなかったお陰でそんなに距離は意識せずに済んだ。

川越の時は「川越 9km」とか書いてあって、
30分くらい歩いてまた標識見ると「川越 8km」になってて、
「まだ1kmしか進んでないの!?」とか考えて絶望したんだよね。

Google地図から地形図見ると分かるけど、伊勢原と秦野の間は山。
国道も伊勢原は上り坂、秦野に入ると下り坂になった。脚を痛めるには十分。

ところで、伊勢原と秦野の境の「善波」と言う地域。
ほぼ民家すらないぞと言う秘境も秘境でいいところだってのに、


なんかすっげー明るいお城みたいな建物が密集してる箇所があった。
いやこれ、明らかに「アレ」でしょ。
ネットで検索してみたら、伊勢原市の12箇所の「アレ」のうち、
実に11箇所が善波一箇所に固まってるらしいよ。なんでこんな秘境に。


秦野市のなんとかパスタとかいうファミレスで、
年越しそばならぬ年越しスパゲッティを食べた。


正直、休憩するためなら何処でもよかった。

そして。秦野市も中心部を抜け、渋沢駅前を通過し、
いよいよ新年カウントダウンだね! っていう時間。

「甘柿橋」を渡った時点で23時58分。
川の景色は心を休めるにぴったりかもな、って思って
「年越しここでする?」とIに聞いたら「行けるとこまで行こう」と言うので、

橋を超え23時59分、左手にあるのはどう見ても「アレ」再び。

やっべえ「アレ」の前で年越しだけはマジで避けたい!!

と(当時の)全力で走り、「アレ」はとりあえず越えた。

と思ったらその隣の建物もまた「アレ」だった!!

orz



輝かしき2011年の幕開けを秦野の山奥の訳の解らぬ「アレ」の前で迎えてしまった。


このことは速攻でTwitter及びmixiのネタになりましたとさ。
一部の人に「狙ったんじゃないか」と思われそうだけど、ガチだよ。


で、まだ16.5kmの道なりの道のりは終わっておらず。
いよいよもうすぐかと言うところで秘境度がMAXになってきました。
ついでに左を小田急が高速で走るのを見てイライラ。
実際ここらでもう脚限界。
この国道を折れたところでまだ10km以上残っているわけで、
それ考えたら踏破は絶望的なんじゃないかと思えるほど。

でももう60kmのうち50kmは歩いたわけだし…って、無理矢理歩いた。

16.5kmの直進が終わる。神奈川県足柄上郡松田町に入る。初めて郡部に入った。
「寄入口」の辺りから左に折れ、県道710号線。

真っ暗!

せめて街灯くらいは設置してくれよ! と。
殆どの車が隣の国道246号線を走るので、誰もこんな道通らないんだけどね。

脚の痛さと真っ暗という恐怖感に悩まされたけど、
心の支えとなったのは満天の星空。
大晦日から元日にかけて神奈川はよく晴れたので、星が物凄く綺麗に見えた。
こんなに嬉しいことはないよね。晴れてて良かった。

松田町を抜け、大井町をかすめた後、開成町へ。
途中休憩がてらすき家に寄ったらDQNに軽く絡まれながらも平和さを実感。

田舎の不良って絡まれても全然怖くない。その代わりよく絡んでくるけど。
もし地元なら命を危ぶむなあ…なんて実感しながら再び歩き出す。

開成町はとても小さい町で、これを抜ければ南足柄市、大雄山駅なんだけど、
もう脚が痛いと言う次元を通り越しつつあったので、開成町が永遠に感じた。

なんとか南足柄市に入る。
すると「大雄山最乗寺初詣交通規制」と言う看板があって、嬉しくなった。
暫く歩いて行くと床が石畳みたいになり、ついに大雄山駅到着。


でもまだ「駅」で、ここから「大雄山」まではまだ4km弱あるわけで。

大雄山駅から大雄山(道了尊)へのバスが出てるんだけど。
もちろん歩きですよ! あ! る! き! 大雄山まではね!

大雄山駅でちょっと一休み。終夜運転の4時14分発が出て行く。
10分くらい休んで、いざ大雄山へ向け出発。

坂なんだよね。それは予想済みだ。でも、たぶん下り坂より楽。
暫く行き、門をくぐると、突然明らかに森に入るところがあった。

「暗くね? 日の出まで待つ?」「ここであと40分も待つの?」

大雄山は森の向こう。地元のおじさんっぽい人が物怖じせずに進んでいる。
するとおじさんが森から出てきたが、別のおじさんと言う事にする。
まあ、事前に森だとは分かってたので進もうよ。


入ると、地面はどうやらかなり整備されているらしい。
森林浴を楽しめる遊歩道みたいな。

でも真っ暗。県道710号線の比じゃない。
本当にこれっぽっちの光もない。

これだけ暗ければさぞ星が綺麗だろう、と見上げても、
森なので木々に遮られて少ししか星が見えない。だからこんなに暗いのか。

真面目に何も見えない。何処が道なのかも分からない。
しょうがないので携帯電話の光で道を照らしながら進んだ。
近くを通る車道をバスが通ると明るくなるので、その時に道の形を確かめながら。

途中人の集団に、1度しかすれ違わなかった。
みんな懐中電灯持ってた。あれが正しいんだよ。

うだうだと、緩やかな坂道や階段をどうにかこうにかして通り抜ける。
時々通るバスや車の光を見て、この先の道がどうなってるか確認する。

そんな調子で進み続けること30分以上。



ついたーーーーー!

6時頃着。本当に予定通り横浜を出発してから20時間かかった。

ところが参拝の勝手が分からず、特に何もしないで戻ったのは秘密だ!


携帯でTwitterやmixiに着いたことを書きこむと、
タイミングを見計ったように携帯の充電が切れた。

年明け後暫く経って、しかも夜明け前の中途半端な時間。
それでも参拝客が結構な数いて(みんなバスだが)、出店もやってた。
でも酒まんじゅう屋はやってなかった。食べたかった。


目的地には着いた。脚が限界なので、ここから家までは公共交通機関を使おう。

バス乗る。数分で駅着く。あれ?
電車乗る。1時間半で横浜着く。あれれれれれれ?

横浜駅から家。頑張って歩いたが30分、いつもの倍時間かかった。
家着いた報告をし、寝た。


間寛平は凄い。毎日50kmを走ってる。私は1日60km歩いたら3日は歩けない。
自分の好きなことをやり通せる人って本当に格好いいな、って思いました。
PR
コメント
お名前:
E-Mail:
URL:
題名:
コメント:
文字色:
パスワード:  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
田舎ヤンキーは結構無駄にプライド持ってたりするからね。東京のはそれを真似したへたれが多いね。

……でまあ、おめでとう。アレの密集度を見に行きたい。
シバケン 2011/01/03 04:25 [編集]
Re:無題
そこまで悪そうな不良じゃなかったからね。

ありがとう。脚まだちょっと痛いけど普通に歩けるようになったよ。
「アレ」は本当にすごかった。
マツモムシ Mail 2011/01/04 10:16
トラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
← 2024年04月 →
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
管理者
マツモムシ
名前 マツモムシ
性別
誕生日 1994年1月25日
職業 さらりぃまん
住所 神奈川県横浜市
E-Mail matsumomushi@gmail.com
最近のコメント
が付いているコメントは
管理人から返信済みです。
06/28 Bribe generics cheap pills no direction
    by Horaceenum
05/08 Base cialis-generic no prescription
    by Garlivis
04/02 (untitled)
    by シバケン
03/28 (untitled)
    by シバケン
03/25 (untitled)
    by しらんがな
ブログ内検索
経県値
QRコード
Copyright © 2004-2011 Matsumomushi All rights reserved. [PR]
/ [PR] 忍者ブログ